こんにちは。
子供の食事で、好き嫌いがあると母親はとても悩みますよね。
我が家の次男も偏食がひどく、ネットや育児書の内容を試しても効果がなくてとても困りました。
特定の食べ物が嫌い、ならまだいいのですが、野菜を軒並み食べないなんてことになったら何で補えばいいのか…。
でも、好き嫌いを克服できなかったのは、それが大人の感覚で考えた方法だったからなのかもしれません。
我が家の偏食次男は、当時幼稚園児だった長男が思いついた方法で野菜を克服しました。
他の子にも試した結果、8割以上の勝率を収めています。
でもそれは大人には絶対思いつけない、笑っちゃうくらい変な方法だったんです。
1分でも早く克服方法を知りたい方は、こちらをクリックしてください。
次男の偏食ぶりを大公開!
当時、次男がどのくらい偏食だったかを軽くご紹介させていただきます。
- 野菜はほとんど食べない
- ミニトマトは食べるけれど、普通のトマトは断固拒否
- 酸味のある果物は断固拒否
- 魚全般断固拒否
- お肉も火を通し過ぎて硬くなると断固拒否
- 食パンを初めてサンドイッチにしてみたらパニックを起こして1時間号泣
- 食パンにジャムを塗ってみたら、それ以来食パンそのものを拒否
食パンのくだりは、親が失敗したのかもしれませんが…。
いやはや、よくぞここまで偏食の子供になったものです。
夫、私、長男は好き嫌いがほとんどないので、親の偏食が原因というわけではないのですが。
お店ではミニトマトやコーン、ご飯ばかりでしたね。
こんなでも子は育つ。
今でも果物は食べないものがいくつかあるし、気分で食べない時もありますが、それでも大体の物は食べられるようになったんですよね。
大人とは感覚が違う子供に、大人目線の方法は無理!
育児書やネットに載っている方法で解決するなら、好き嫌いで悩む親がこんなに多いはずがないんですよね。
巷の方法が間違っている、なんて言うつもりはまったくありません。
その方法で克服できる子も多いはずですから。
でも、たとえば
「子供と一緒に野菜を育てたり食事を作ったりすると、興味を持って食べるようになる」
とかは、仕事をされている母親にはまず無理だと思うんです。
それに、そもそも子供と克服法を考える大人とでは、全く別の生き物と言えるくらいに感覚や思考回路が違います。
ある意味宇宙人程に謎の生命体「子供」に、大人の感覚・専門知識で考えた方法を当てはめようとしても無理があるのではないか…と思わずにいられません。
事実、我が家の次男にはそういう「正しい方法」は効果がありませんでした。
当時は育児書やネットの知識が正解だと思っていたので
- うまくいかない次男はどこかおかしいのではないか
→ 乳幼児健診や地域の子育てイベントで保健士に相談するも、効果がなくて凹む - 自分のやり方が悪くて母親失格なのではないか
→ ネット情報などを読み漁り、さらに凹む - 料理が下手だからではないか
→ いっそ市販品ならとベビーフード系を利用しても食べなくて凹む
ゴールが見えなくて、自分を責めていました。
でも、正しい方法だけがすべてではないんですよね。
どんなに心理学などを駆使していても、セオリー通りにいかない子供だっているんです。
そういう場合は、むしろ専門知識がない素人(しかも同じ感覚の子供)が考えた方法の方がハマることもあると思います。
本当に笑っちゃうような変な方法なので、バカバカしすぎて実践する気にならなくても、「こんなバカなことをやった人がいるんだ!」と一瞬笑っていただければ幸いです。
幼稚園児考案、嫌いなものもつい食べてしまう変な方法
さて、当時年長だった長男が思いついた好き嫌い克服方法、それは
…体操のお兄さん的な???
ある日の夕食、いつものように野菜を全除けする次男に、長男が突然こんなことを言いました。
〇〇(次男の名前)のおなかのお兄さんがにんじん食べたいって言ってるー
意味が分からなくて目が点状態ですが、そこは母親、突発性の出来事には慣れっこです。
当たり前のように次男のお腹に耳をくっつけて
〇〇のおなかのお兄さんが食べたいって言ってるね!
するとなにやら興味を引かれたらしき次男、自分のお腹をまじまじと見たあと…
にんじんをぱっくん!
いやもう、何が起きたのか…
次男にとってにんじんは人生の敵みたいなものだったのに(笑)
でも、そんなことはおくびにも出さず、すかさず
その後もおなかのお兄さんを連呼。
次男も、自分のおなかのお兄さんと会話(答えるのはお腹に耳をくっつけている私)。
結局5口くらいにんじんを食べたと思います。
ただ、長男におなかのお兄さんとは何か聞いてみたところ、しれっと
子供の発想は謎ですが、子供には子供同士しか通じない何かがあるのでしょう…。
こんな奇跡のあと、すぐに平気で食べるようになったわけではありませんが、少しずつ食べるようになっていきました。
他の野菜や魚の時もおなかのファミリーに登場してもらい、今はゴーヤと桃以外はそれなりに食べるようになりました。
お兄さんだけだとマンネリ化するので、お姉さんや両親、祖父母まで登場してもらいましたが、威力はお兄さんが一番だったんですよね。
おなかのお兄さん作戦は次男限定ではなく、幼稚園のイベントで親子で給食を食べた時にも大成功しました。
他の子にも試したところ、周りの子たちも大はしゃぎでおなかのお兄さんを連呼。
キャッキャ言いながら普段食べないものを食べる子続出だったんです。
おなかのお兄さん作戦のポイントは
- 効果があるのは幼稚園児、せいぜい小学校低学年くらいまでかも
- 女の子には効果がほとんどなかった(多分精神年齢が男の子より高いから)
- 大人も一緒に盛り上がることが大事!(ここ重要)
- 嫌いなものを食べた後に「おなかのお兄さんが喜んでる♪」とアフターフォローを忘れずに
その後、ママ友にも試してみてもらった結果、通算成績は8割超えです。
あの大谷翔平選手だって、実は打率3割を超えた年はほとんどありません。
もはや化け物クラスの強打者です。
ただ、そうは言っても100%絶対!というわけではないので、巷の好き嫌い克服方法をいくつかまとめてみました。
念のため、巷の好き嫌い克服方法まとめ
- 親がおいしそうに食べている姿を見せる
「このおいしさは、大人にならないと分からないかもね」
「これは大人の味だから、まだちょっと難しいかな」
など、自尊心をあおっていつか食べてみたいと思うような言葉がけがいいそうです。 - 普段とは違った器に盛りつける
- 見た目を変える
星型やハート型でくりぬいたり、顔を描いたり、ケーキやツリーの形に盛り付ける。
カレーや丼にする、ハンバーグや肉団子に混ぜるなど目だたなくする(ただし克服にはほとんどつながらない)
普段と違う器に盛り付ける。 など - 子供と同じものを食べる
激辛とかではない限り、カレーも子供の舌に合わせて同じものを食べる。 - 食べやすくする
ピーマンは繊維に沿って切る(苦味対策)
トマトは時間をかけて煮込む(酸味対策)
肉や魚はあんかけにする(パサパサ対策) など - 子供を巻き込み興味を持たせる
野菜を育てる(ミニトマト・ピーマン・ブロッコリーなどはプランターでも育てやすい)
一緒に買い物に行く
料理のお手伝い など - 生活習慣を見直す
夜型の生活、運動量が少ない、お菓子やジュースが多いと、好き嫌いが出やすい。
空腹は最高の調味料。
あとそういえば、お笑い芸人の土田晃之(つっちー)さんだったと思うのですが、以前テレビでこんなことを話していました。
土田「メッシ、にんじんが大好きだって言ってたぞ」
息子「え、メッシにんじん好きなの!?」
会話の内容はうろ覚えなので、ちょっと違うかもしれません(^^;
息子さんがにんじん嫌いを克服したかどうかは分かりませんが、こういう方法もありなのかも?
まあ、スタジオの共演者からは、メッシがにんじんが大好物ではないと知ったら息子が父親不信になるのではないかとツッコまれていましたが(笑)
好き嫌いがあっても生きていけるから大丈夫。そりゃそうだけど
これもよく見かけるのですが
そりゃそうなんですけど…
たとえば嫌いなものが、滅多に食べることがないような食材なら気にならないでしょうけど。
なんでもおいしく食べられる子になってほしいと思うのが親心だと思うんです。
野菜全般が嫌いとかだと、気にするなという方が無理。
食事を用意する側は、食べないのは自分のせいなのではないかと自分を責めたり、周りから非難されているような気がしてしまったり…。
すごく辛いんですよね。
おなかのお兄さん作戦が正解というつもりはなく、おすすめするわけでもありません。
ただ、こんなバカみたいな方法もあるんだ!と思っていただけたら嬉しいです。
まとめ
今回は、我が家の偏食次男が好き嫌いを克服した嘘みたいな方法をまとめてみました。
- 子供のお腹に耳をあてて「〇〇君のおなかのお兄さんが『食べたい』と言ってる」おなかのお兄さん作戦
- 巷の正しい方法がハマらないことも多いから、悩んでいるお母さんが多くいる
- 斜め上の方法でもいいのでは?
誰にでも当てはまる正解はなくて、その人に当てはまる方法がその人の正解なんですよね。