スマイリーキクチとひろゆきの関係は?あの誹謗中傷事件と関係ある?

こんにちは。

毒舌漫談が特徴のお笑いタレントさんですが、過去のある殺人事件の犯人または関係者だというデマが広まり、10年以上誹謗中傷や脅迫の被害に遭っていたそうです。

そんなスマイリーキクチさんについて検索すると、ひろゆきさんの名前がキーワードに表示されます。

この2人の関係はどういうものなのでしょうか?

事件と関係あるのでしょうか?

調べてみました。

このページはプロモーションを含みます。

スマイリーキクチさんとひろゆきさんの関係

スマイリーキクチさんについて検索すると、このように「ひろゆき」とキーワードが表示されます。

どんな関係があるのか、気になりますね。

 

調べてみて、出てきた情報はこちらです。

やはり、スマイリーキクチさんの誹謗中傷事件関係だったようです。

誹謗中傷事件とは

1988年11月から1989年1月「女子高生コンクリート詰め殺人事件」が起こりました。

当時未成年だった少年たちが女子高生を誘拐し、監禁・強姦・暴行・殺人・死体遺棄したという凄惨な事件です。

 

未成年が犯罪を犯した場合、少年法により実名が公表されることはありません。

今でもそういう実名が伏せられた事件報道があると、加害者は誰なのか突き止めようとする動きがありますよね。

当時も

  • 事件現場の足立区出身
  • 加害者少年と同世代
  • 10代の頃非行に走っていた

という3つの条件にたまたま当てはまっていたため、スマイリーキクチさんが事件の犯人または関係者なのではないかという憶測がネット上に流れたということです。

そして、ネット掲示板やブログに誹謗中傷があふれ、スマイリーキクチさんは身の危険を感じるようになりました。

約10年もの闘いの末、警察により被疑者の一斉検挙が行われ、最終的には起訴猶予処分と不起訴処分になったそうです。

で、ひろゆきさんとの関係は?

「ネット掲示板に誹謗中傷があふれ」という部分、これか?という感じですが、実際これのようです。

 

当時ひろゆきさんが管理人をしていた2chにも、大量の誹謗中傷が書きこまれていたそうです。

そこで、それらの書き込みの削除依頼をしたところ

書き込みの内容が事実無根であることを証明できなければ要求には応じられない

という理由で、依頼は却下されたとのことです。

 

警察は

  • ネット掲示板の管理者にログを開示支えるなどして中傷の書き込みがなされた5つの書き込み元を特定した
  • ネットの発信記録からネット掲示板に書き込んだ人物の発信元を特定して検挙する捜査方針に大きく変えた
  • 2008年9月から2009年1月までに、キクチに対して中傷書き込みを行った者の身元を1200〜1300人以上も特定し

(いずれもWikipedaより)

このように掲示板などの書き込み元を特定するための捜査を行ったそうですが、スマイリーキクチさんのツイートを見ると、ひろゆきさんは2chに対する捜査も拒否したようですね。

さくら
もし2chも捜査に協力していたら、特定される加害者はもっと多くなっていた可能性が高そうですね

 

元バレーボール日本代表の大山加奈さんも、炎上騒ぎに遭いました。

関連記事

こんにちは。 元バレーボール日本代表で、現役時代は「パワフルカナ」の愛称で親しまれた大山加奈さん。 栗原恵さんと「メグカナコンビ」で大活躍でしたよね。 現在は双子の娘さんを育てるママですが、そんな大山加奈さんは「やばい」[…]

大山加奈さんの場合は誹謗中傷とは違うのですが、自分に対する批判が殺到したら相当へこみますよね。

 

捜査協力と表現の自由と事実無根の証明

2chのような匿名の掲示板は、書きたいことを気軽に自由に書けるのが魅力だと思います。

でも、その「自由」は「何を書いてもOKな権利が保障されている」という意味なのかということですよね。

 

あくまでも個人的な意見ですが…。

「書き込みの内容が事実無根であることを証明できなければ要求には応じられない」も、とても正しそうなんです。

書いてあることが事実なのか虚偽なのか分からない状態で、もしかしたら事実かもしれない書き込みをなぜ削除しなければいけないのか、と。

 

でも、どうしたら事実無根であることを証明できるのでしょうか。

たとえば自分が関わっていないことを証明すればいい期間が数時間とかせいぜい数日程度なら、アリバイを証明できるかもしれません。

でも、この事件のように数か月間だったら、また結構昔のことだったら、アリバイを証明するなんてまず不可能ではないかと。

さくら
いやそんなの絶対無理!

それにもし、仮にですが、事実無根の証拠を提示しても、裁判とかで確定していない証拠(語彙力なくてすみません・汗)に証拠能力はありませんとか言われたとしたら…。

法的に事実無根であると決まるまでは対応しません、ということになってしまいます。

※ スマイリーキクチさんが2chにそう言われたということではなく、あくまで「仮に」の話です。

 

2chが表現の自由を大切にしていて、匿名で自由に書きこみたいというニーズをとらえたものだったからこそここまで成長したのだと思います。

が、一方でスマイリーキクチさんの事件の他にも多数の削除依頼を拒否したことによる多くの訴訟に敗訴し、総額約30憶もの負債を抱えたことも事実のようです。

つまりそれだけ誹謗中傷に苦しむ人がいるということで、「表現の自由」は多くの苦しむ人を無視してでも保証されることなのか

かといって、監視されまくるとか、実名や個人情報を公開しないと何も言えないのも困るんですが。

うーん…。

 

どんなケースにも当てはまる絶対的な正解はなく、いろいろなケースを経験にしていくほかない気がします。

 

ちなみに、ネット被害・IT法務解決ガイドにはいろいろな掲示板の削除依頼方法が掲載されていて、2chに依頼する方法もありました。

ただ、削除依頼は原則サイト上で公開されることなどから、依頼は弁護士に任せることが推奨されていました。

さくら
2chの削除ガイドラインを見てみたのですが、とても細かくて途中でリタイアしました(汗)
完全に理解するのは難しそうなので、実際弁護士にお任せした方がよさそうです。

 

スマイリーキクチさんの現在の活動

スマイリーキクチさんは、現在もお笑いタレントや俳優としての仕事をされています。

NHKの連続テレビ小説「半分、青い。」にも出演されていましたね。

 

ただ、スマイリーキクチさんのすごいところは、ご自身のつらい経験を「つらかった」で終わらせなかったところだと思います。

芸能活動の他にも、ご自身の経験をもとに人権活動家としてネットリンチ被害の相談や講演活動もされているそうです。

仕事比率は、芸能活動が2で人権活動が8くらいだそうですよ。

 

スマイリーキクチさんのX(旧Twitter)にこんなツイートがありました。

正直これを読んで泣きそうになりました。

私事の経験談で恐縮なのですが、「死ね」「くず」「かす」「ごみ」「消えろ」などの暴言を言われ続けた経験があります。

辛かったときに言われたのが

死ね → shine → 輝く

つまり相手から「輝きなよ」と言われているのだから、死ねと言われたら「ありがとう」と言えばいいんだよ、と。

教えてくれた人はネットでこの話を見たそうです。

 

でも、正直なところ「死ね」と言われて「shine → 今私は輝け!と言われたんだ!」と脳内変換できないんですよ。

 

その人にとって私はヒエラルキーが下で、ただストレス解消しているだけなのだと思います。

私の場合は誹謗中傷ではなくただの暴言ですが、言う方は通り魔のように言葉で相手を刺し、一時的な快感に浸って、忘れるということは同じ。

言われた方は、脳内変換して自分を守らなければいけない。

またはスルーして相手が飽きるのを待つ。

それっておかしくないのかな…。

 

自分から発信した人、それに同調した人、どちらも同じだと思うんです。

何かに対する怒りから、犯人(と思われる人)を糾弾する。

それを見て、事実か実際には分からないけれど(事実だと信じて)拡散する、同調する。

自分は「正義の鉄槌を下している」と思っていることが多い。

それがネットリンチだと思います。

 

今後も、新しいメディアが登場するたびに今までのルールではカバーしきれない問題が生まれてくると思います。

そのたびに問題提起や闘いがあって、新しいルールができていくのでしょう。

スマイリーキクチさんの事件も、日本のネットリテラシーに対する問題提起という点でものすごく大きな意味があると思います。

自分も心無い発言や行動で見えない誰かを傷つけることがないよう、あらためて気をつけようと思いました。

 

まとめ

今回は、スマイリーキクチさんとひろゆきさんの関係について調べてみました。

  • スマイリーキクチさんは、ある殺人事件の犯人または関係者という誹謗中傷にさらされていた
  • ひろゆきさんが管理人をしていた2ch(2ちゃんねる)にも誹謗中傷の書き込みが多くあり、削除依頼したところ「書き込みの内容が事実無根であることを証明できなければ要求には応じられない」との理由で却下された
  • 書き込み元特定のための捜査についても拒否したと思われる

お2人の関係については以上だと思われます。

ただ、相手が見えない場だからこそ、文字だけの情報の意味をしっかり考えて読んだり、発信したりする必要性をあらためて考えました。

error: Content is protected !!